児童発達支援・放課後等デイサービス とびーキッズ江坂

火曜日~土曜日 (祝日除く)
月・日・祝 
平日    11:00-18:00
土曜・休校日 10:00-17:00
10名

発達障害の一種「算数障害」に悩んでいませんか?

数を視覚的にとらえるそろばんが、対策の第一歩に!!

多様性の進む昨今、いろいろな障害を持つ人も受け入れられる社会づくりが一般に浸透するようになりました。その影響か、発達障害は決して珍しくはなくなっており、10人に1人、クラスに2~3人はいるという調査もあります。

その中でも「算数障害」と呼ばれる、数や計算に関する基本的なスキルや概念を習得するのに困難を抱える発達障害の一種を抱える人にとって、そろばんが、数や計算の仕組みを視覚的にとらえることができる有効なツールとして注目されています。

この記事では、そもそも算数障害とはどんなものなのか、少しでも日常を生活を楽にするためにできる対処法や、そろばんがどんなところにメリットなのかなどをご紹介します。算数障害に悩むあなたも、そろばんで数に親しみましょう。

算数障害とは?

算数障害とは、数字や計算に関する基本的なスキルや概念を習得するのに困難を抱える学習障害の一種です。

算数障害は、知能や教育水準とは関係なく、個人の能力に影響を与えます。原因はまだ明らかになっていませんが、遺伝的要因や脳の構造や機能の違いが関係している可能性があると言われています。

特徴や症状は?

算数障害の症状や特徴は、主に数字や計算に関する基本的なスキルや概念の理解が困難であることです。例えば、数の大小や順序、四則演算のルール、単位や記号の意味などが分かりにくい場合があります。また、計算の過程や答えを記憶したり、文章題を解いたりすることも難しいです。これらは知能や学習意欲とは関係なく、個人差が大きいと言われています。

他にも、次のような症状が見られることが多いです。

・四捨五入や単位の換算ができない

・繰り上げや繰り下がりがわからない

・文章問題やグラフ・図形が理解できない

実は身近な著名人

活躍されている中にも、実は算数障害を抱えており、公表している人もいます。

・黒柳徹子さん
タレント、エッセイスト。簡単な計算ができなかったと公表しています。

・ベンジャミン・フランクリンさん
作家、科学者、発明家、政治家。算数の障害があったと言われています。

ご紹介したのはほんの一部ですが、才能を発揮されている有名人にも算数障害を持っている人がたくさんいます。算数障害は、数や計算に関する学習の困難を示す発達障害の一種で、知的障害や視力・聴力の問題とは異なります。つまり、算数障害は、個人の能力や才能を減らすものではないのです。

算数障害の診断テストはどんなもの?

算数障害の診断テストでは、算数や数学に関する基本的なスキルや知識を測ります。

一般的な知能テストとは異なり、算数に特化した内容で構成されており、専門家によって実施されることが多く、テストの結果に基づいて、算数障害の有無や程度、支援の必要性などが判断されます。

算数障害の診断テストには、以下のようなものがあります。

・数字の読み書きや大小の比較、四則演算や単位の換算などの基本的な数処理能力を測るテスト

・数直線や四捨五入、多数桁の数の割り算などの数概念や数量感覚を測るテスト

・簡単な足し算や引き算、九九の範囲のかけ算や割り算などの計算能力を測るテスト

・文章題やグラフ・図形などの問題を理解し、答えを導き出す推論能力を測るテスト

算数障害の診断テストは、学校や家庭で気づいた算数に関する認知の問題から、さらに知能検査や認知検査などを用いて、その子供の認知特性を検査・分析することで行われます。

また、日常生活で少しでも困難に感じる機会を減らせるよう、各市町村には発達障害者支援センターに相談窓口があります。算数障害の疑いがあると思ったら、検査や支援についての案内を受けられます。

セルフチェックも可能!

算数障害とは、学習障害の一種で、算数や計算、推論などが苦手な状態のことですが、算数障害の原因は、中枢神経系に何らかの機能的な障害があると推測されていますが、はっきりとは分かっていません。

算数障害かどうか迷っているけれども、検査を受けることに抵抗がある方もいるかもしれません。そこでセルフチェックの項目を挙げてみました。

上記の中で当てはまる項目がいくつもある場合は、専門機関への相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

大人になると、ほかのよく似た発達障害との判断が
難しい場合や、合併の可能性も

算数障害は大人になると、ほかの発達障害との判断が難しい場合もあると言えます。

発達障害とは、脳の発達に関係する障害の総称で、自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)、非言語学習障害(NVLD)などがあります。

発達障害は、幼少期から症状が現れますが、環境や個人差によって、大人になってから気づくこともあります。 大人になると、発達障害の症状は変化したり、他の精神疾患と重なったりすることがあるため、判断がつきづらくなります。

【ASD(自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)の場合】

大人になると、対人関係や社会生活に適応するために、自分の感情や興味を抑えたり、他人の真似をしたりすることがあります。これによって、自分の本当の気持ちや個性が見えにくくなり、他の発達障害やうつ病、不安障害などとの鑑別が難しくなることがあります。

【ADHD(注意欠如・多動症)の場合】

大人になると、多動性や衝動性は軽減されることが多いですが、不注意や集中力の低下、時間管理や計画性の欠如などが残ることがあります。これによって、仕事や家庭でのトラブルやストレスが増え、うつ病や不安障害、薬物乱用などの二次障害が発生することがあります。

とびーキッズ江坂事業部 (児童発達支援・放課後等デイサービス)

大阪府吹田市豊津町11-37真建ビル4階  
お問い合わせ・見学受付: TEL 06-6318-7039
※送迎あり

【営業時間】 
平日 ◎11:00~18:00 土曜日 ◎10:00~17:00

© 2024 tobikids All rights reserved.